小説の書き方。
テンポの良い文章にするためには、短い文章で語尾を変えることが大事だ。
泣いた。
明日に聞こえるように。
ご飯食べるとき塩の味がした。
いつの味だろう。
博多に行った時のラーメンの味だ。
懐かしい。
ラーメン食べたい。
そうだ食べに行こう。
こんな感じです。
ためる表現をしたい場合は、文章の区切りを「、」で表現することだ。
マナが失踪した。
結婚を決めて、お義父さんに挨拶に行ったときの話。
一人親でマナを育てたお義父さんは私をにらんだ、そしてゆっくり泣いた。
「マナは不器用なんですが、幸せにしてやってください」
私は詰まることなく「はい。」とうなずいて、そして泣いた。
ストーリーはわからないなら順番に書くこと。
奇をてらうことをすると訳が分からなくなる人が多いので、だったらストーリーは順番に書くことが大事。
おもしろい作品であればそれで十分。
20代のときに社内リストラにあった。
社内リストラ、仕事がなく、会社に行っても席に座り、映ることのないディスプレイを前に姿勢よく座るだけの毎日を過ごす。
朝、「おはようございます」と頭を下げた、誰も返事もしない。
昼、「お昼お先に行きます」と頭を下げた、誰も見向きもしなかった。
夜、「それではお先失礼します」と頭を下げた、頭を上げると同時に周りがニヤニヤしている。
気持ち悪くなった、トイレで吐いた。
30代、営業所への出向を命じられた。
朝から晩までボールペンを数える。
30本入りと書かれた新品の箱の中身の数を毎日30本あるかどうかを確認し、ノートにつける。
翌日も数を数えた。30本だ。そりゃそうだろう。
30という数字でノートが埋め尽くされたとき、私はどこか遠くの自分をみてる感覚になった。
白髪が目立つ、笑顔で顔が引きつる。
限界だったのかもしれない。
20代、30代の出来事をつらつらと書いているだけでの文章です(内容はフィクションです)。
これにもう少しストーリーを付けると立派な作品なると思います。
とにかく読書にわかってもらうために説明をするという感覚を持つ。
何かあると、かっこつけの比喩を使いたがりだが、比喩にしてもなんにしても読者にわかってもらうためのものであると理解するべきです。
蚊のごとくはかない人生
意味が分からない。
何かを蚊に例えたのだと思います。
ただ意味が分からない。
今日中に契約が取れないと私はリストラにあうらしい。
営業に出る際、課長から「契約が取れないならわかってるよな」と肩をポンとされた。
私は仕事を辞めるわけにはいかない。
マナの入院費を稼がないといけないからだ。
昼食をそこそこに外回りを続ける。
夏1月前だというのに、額から出た滝のような汗が頬のしわにたまって気持ち悪かった。
ハンカチで汗をぬぐっていたら、パンっ、パンっ、という音が聞こえて音のする方を眺めた。
中年のおっさんが、公園のベンチに座り、周りに飛んでいる蚊を叩いている。
それを眺めて、私の人生もあの蚊のようなもんだな、誰かに叩かれたら終わるんだな、とハンカチをポケットにしまってスマフォを眺めた。
内容が良いかはおいておいて、こんな感じです。
もちろんフィクションではあるが(小説なので)、伝えたいことはわかっていただけると思います。