中年の履歴書の趣味・特技欄に記載したい内容だ。
なお、中年の履歴書は以下となる。
小説を書いている。
書いたり書かなかったりだから計算すると10年間ぐらいだろう。
10年間の経験といっているが、別に専業でやっているわけではない。
ふと思いついたときにパソコンやノートに書いているだけだ。
思いつかなかったら書かないし、そんな期間が5年間ぐらい続くこともある。
小説を書いているといっても、賞を獲っているわけでもない。
賞に応募をしたが選考に引っかかりもしなかった。
たぶん才能がないのかもしれない。
石の上にも三年といわれている。
20年ぐらいやって箸にも棒にもなのだからきっと才能がないのかもしれない。
10代、20代でも目が出なかったし、30代も目が出なかった。
もう目が出ないのかもしれないとあきらめている。
ただどうしても小説で賞が欲しいと思うようになったのは最近のことだ。
小説は書くのも好きだが、読むのも好きで、月に1冊は読む。
芥川賞受賞作が特に好きで、村田紗耶香さんの「コンビニ人間」、吉田修さんの「パーク・ライフ」、今村夏子さんの「むらさきのスカートの女」は特に好きで何度も読んでいる。
日常のちょっと不思議な世界観を描きたい。
そんな風に思ったのも芥川賞の作品を読んでのことだった。
本気で小説を勉強するために小説の書き方の本を10冊ぐらい読んだあまりわからない。
そこであるスクール?的なものに行ってみることにした。
書き方を聞いてみたら「国語の文法を学び、あとはいろいろ工夫すること」という。
必要最低限の国語の文法が分かっていれば、あとは工夫が自分でできるようになるまで書き続けることが重要ということらしい。
工夫ができるようになるためには、とにかく書くしかなさそうだった。
毎回1作品の短編を書いてチェックしてもらう。
そんな生活を繰り返してそろそろチャレンジしてみようと思った。
せっかくなら村田沙耶香さんに見てもらえたら嬉しいなということで文學界新人賞に出すことにした。
うまく行くと嬉しい。
中年の履歴書にも書きたい。