ののの語り部

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ゆっくり関係の商標登録について

ネット界隈で有名になっていたニュースについて。

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これは、4条1項10号、15号、19号の無効理由があるといわれています。

弁理士試験の商標法の論文で頻出のテーマですので、受験生はこれをきっかけとして勉強すると良いと思います。

 

軽く条文と審査基準を話してみましたので良かったらご視聴ください。


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今回の商標は、一地域でも周知だったら無効になりそうです。

出願代理をした事務所の方も、4条1項10号、15号、19号の話をしています。

 

ネット文化関係の知識は特許庁も含め疎かったのかもしれません。

ゆっくり〇〇と来ると確かにあのゆっくりを思い出します。

今回の商標も文字商標だとしても関連かな?って思ったぐらいです。

商標を取ったというニュースをみたときに、あぁ有名だし、変な使い方するやつが増えてくるから取ったのかな?ぐらいの気持ちでした。

内容をみたら、誰だろう?って思ったくらいです。

似たような事案で、阪神優勝なんかもそうです。

阪神優勝と聞いて、阪神タイガースが優勝したと思うと思います。

ただ、阪神は別に阪神タイガースだけではないですからね。

この辺のすでにあるものに対して影響を与える恐れのあるものに対して第三者に独占権を付与してしまう制度は危険だなと今回改めて認識されたかもしれません。

 

今回の件も、出願した行為が違法か?と言われたら違法ではありません。

付与された権利に基づいて主張することも違法ではありません。

異議申立期間は黙っていたのは悪意という方もいらっしゃいますが、異議申立期間はチェック期間ですから、権利主張するようなことは普通はしません。

なので、法という外形的な状況から見て特に問題にあたることはありません。

 

最近は法律を守っていればいいだろという人が多いです。

法律とはモラルの上に成り立つという風に思います。

本当にゆっくり関係の内容を知らずに出してるならまだしも、利用してる人が関係していると思われる内容を出しているというのはさすがにモラルに反してるのではないか?という意見が出されるのは仕方ないような気がします。

最近は法律が細かくなっています。

これは、細かく規定しないと普通はやらないだろうというモラルに任せる内容を逸脱する人が多いからかもしれません。

今回の事案がそれだとは言いませんが、どうせ無効になるからとか大丈夫とか、タイトルに使わなければいいとかのアドバイスをする方もいたので、それって間違えてはいませんが、今までの過程を無視した内容になっていますので、受け入れられないと思います。

それがルールだから仕方ないよね。という話になるため、いろいろな問題が起きます。

暴力はいけないですが、こういう問題を起こさないようにしていくこともルール制定においては必要なことではないかと思います。