カイセツ屋ののの全力解説

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課題に対する取り組み方が弁理士試験対策と重複する点について

こんばんは。ののです。

 

いきなりですが・・・

弁理士試験に合格してから、仕事に対する取り組み方や考え方が変わったという話をよく耳にするんですよね。

他の試験にも受かるということもよく耳にします。

会社の昇進試験に合格したとかも聞きますよ^^

でもこれって弁理士試験に受かって周りからの評価が変わったということではありません。

弁理士試験の合格レベルに達すると物事の考え方が変わるということなんですよね。

一昔前の(ひょっとしたら今もかも)弁理士試験はほぼほぼ暗記でし、暗記すれば受かると考えている弁理士の先生も少なからずいるかもしれませんので違うという人もいるかもしれませんが、私はほかの法律の資格も取ったりしているので、弁理士試験に対する考え方が違うかもしれません。

そうだとしたらすみません・・・

あと別に弁理士試験に合格していなくても(関係ない人でも)そういう風に考える人はいると思います。

少なからず私は弁理士試験の対策を通じてそういう考え方を得たという風に思っていただければと思います。

 

弁理士試験は案件を要件に分割して、それぞれに対して答えを出していく。

すべての要件を満たせばうまくいくし、満たさなければうまくいなかない。

という風に考えるのがベースです。

法律の要件って全部そろっていないと効果を発揮しません。一つでも当てはまらなければ効果はでませんよ。

短答もそうですが、一か所が間違えていたら×になります。

他があっていたとしてもです。

条文もそうですね。

この考え方ができるようになると、まずは案件に対して要件に分割して、要件を満たすかをチェックするようになります。

 

具体例を教えてくれと言われそうなので、例を出しますね。

出願人甲が自身が発明したイを出願Aをした。

出願Aには、明細書に発明ロが記載されていた。

その後、出願Aの公開前に、乙が自信が発明したロを出願Bした。

この場合、出願Bはどうなるでしょうか?

という問題です。

※他の事案による新規性がないという事案やとかは考えないこととしてください。

 

この場合、考えるべき条文は、29条、29条の2、39条となります。

29条は新規性があるか、進歩性があるか?です。

新規性とは、出願前に発明が知られたり公開されたりしたことを言います。

本問では、出願Aが公開前に出願Bをしているので、新規性はあります。

また、39条ですが、特許請求の範囲に記載された発明の比較となります。

理由は、独占排他権の重複防止によるためだからですね。

特許権は請求の範囲に記載された発明ですので、明細書に書かれていても関係ありません。

そこで出てくるのは、29条の2ですね。

29条の2の要件は、以下です。

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まず、出願Bよりも前に出願Aがなされているので1を満たします。

出願Aの公開前に出願Bがなされているので2を満たします。

出願Aの明細書にロが記載されていて、出願Bにもロが記載されているので3を満たします。

出願Aは甲、出願Bは乙ですし、自身が発明しとありますので、4、5を満たします。

よって29条の2で拒絶される。

というのが結論です。

 

これは例としてやっていますが、この手の考え方は課題の解決への取り組み方として大変参考になります。

まずは、事案を一つ一つ分割して、知識一つ一つを当てはめていくということが重要なんですよね。

こういう考え方が自然とできるようになっていて、間違えることが少なくなりましたし、大きく失敗することもなくなりました。

 

以上です。