昔弁理士試験論文試験対策のゼミをやっていました。
※大手予備校のゼミではありません。私が個人的にやっていたゼミです。昔は結構こういうゼミが多かったんですよね。
※私が個人的にやっていて、私が編み出した方法なので、著作権関係で問題はありません。
今思えば、当時教えていた人は全員合格されています。
※当年に合格したというわけではなく、結果として合格されているということを意味しています。
なので、弁理士試験はあきらめなければ受かるとかってに思っています。
最近は、免除もあるので(短答に受かると3回論文受験できる、論文は選択は合格したら生涯合格、論文合格も2年間は受験しなくて済む)合格者数が減ったとは言えども合格できない試験ではないというのが教えてきたり昨今の足切りラインをみていて思っていることです。
論文試験を教えていると、論文試験の対策をどうしたらよいのか?とよく質問されます。
私がやっていたゼミで結構好評だったのは、「テンプレート作成方法の伝授と実演」です。
昔教えていて、今弁理士さんとして活躍されている教え子から、先生あの手法をもう教えないんですか?と質問されます。
そして、たまに後輩からも弁理士論文を教えてくださいと言われて、この方法を教えるか迷います。
まぁ出し惜しみしても仕方ないのと、もう弁理士試験論文ゼミをやることもないと思いますので、記録に残すという意味を込めて載せてみようと思います。
テンプレート作成方法について
前に記事を書いたと思います。
こちらとは少し違います。
ゼミで準備したものは
①問題と模範解答が特・実、意、商の問題数100問集
②ノート1冊
です。
①はかなり大変でしたね。
自分で問題を作りながら、合格点が取れる答案を作るわけですから。
ゼミ参加者には①と②を配るわけです。
まず、①の模範解答で問題文を当てはめてる部分とそうでない部分を分けるように指示します。
そして、当てはめている部分を()でくくります。
それ以外の部分を自分が書けるレベルを確認しながら②のノートに書いていきます。
ここでのポイントは自分が書けるレベルを書くのです。
そうすると、大体この知識はこのレベルまで書けるということと、問題文からどうやって当てはめるのかがわかるのです。
次に、自分が作ったテンプレートを使って問題を解きます。
そして解き終えたら、私のところにもってきて採点します。
合格点にならない場合は、テンプレートを改善しながら再度問題を解きます。これをひたすら繰り返します。
大体1回のゼミで5問やります。
テンプレートが作り終えたら・・・
合格点を取れたら、そのテンプレートを覚える作業になります。
そして、予備校での答練などで実際に試します。
これを15回分(1回あたり大体5から9問)で全部作ります。
これすごい力が身に付きますよ。
今は、①は古い知識になっていますのでお渡しすることはできませんので、もしやろうと思う場合は、ご自身が持っている答練や模試、過去問を使ってやってみるとよいと思います。
ぜひやってみてください。