ゆるチャレのののブログ

投資歴15年。カツ活になりながらも日々ゆるくチャレンジしていく日常を描いていきます。

コロプラが任天堂に訴えられたニュースをみて弁理士試験受験生は勉強になると思った話

こんばんは。ののです。

 

昨日、コロプラ白猫プロジェクト任天堂保有している特許権を侵害しているとして訴えられた内容のIRを出しました。

http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1543523

 

一応私は弁理士試験に合格し、教えて合格させた経験がありますので、その観点から見て、本ニュースは弁理士試験の受験生にとってすごく勉強になると思いました。

 

そこで今回わかっている情報、うわされている内容を踏まえて弁理士試験風に検討をしてみようと思います。

うわさされている内容については、真意はわかりませんので、本件とは関係なしとして対応いたします。

 

本件は、任天堂コロプラに対して特許権侵害に基づく損害賠償請求と実施の差し止め請求を行っています。

差止の対象は、白猫プロジェクトの実施であることです。

 

 

まず、特許権の侵害に対しては、

  1. 損害賠償請求(民709条)
  2. 不当利得返還請求
  3. 差止請求(特100条)
  4. 信用回復措置請求(特106条)

をすることができますね。

今回は、損害賠償請求と遅延損害金の請求と、差止請求をしています。

 

差止請求は、特許権者が侵害の恐れのある者に対してすることができますので、任天堂としては、コロプラが侵害している恐れがあるとして請求することは問題ありません。

損害賠償請求についても、故意または過失があって他人の権利を侵害した者はそれに生じる損害を賠償するということですので、訴訟を起こすということは権利(特許権)を侵害されたと考えているわけですから内容としては問題ありません。

 

今回、任天堂コロプラに対して警告をしています。その後1年以上に渡り、侵害していないという説明をされてきたこともあり、これは裁判で決着しようと考えたということですね。

 

警告をされた場合、

  1. 交渉(侵害してない)
  2. 和解(ごめんなさい実施権ください)
  3. 無効審判(相手の権利をつぶす)
  4. 徹底抗戦(裁判で会いましょう)

ということが考えられますが、1がうまくいかず、コロプラとしては問題ないとしているので、2もせずに、1年以上あったのに3をしていないということは無効理由もなさそうな権利に基づいているので、裁判で会いましょうということになったんだと思います。

 

損害賠償請求金がかなりの高額(白猫プロジェクトしかないのに)なので、かなり有名な機能(外部で見てわかるレベル)を侵害しているとされているのだと思われます。

 

ネット上で、コロプラ特許権があるような話がありますが、特許権は重複して与えられることはありませんので、どちらかが無効になります。

無効にならないというのは、別の特許ということになりますので、注意が必要です。

あと、見た目が少し違くても技術的に(内部処理)同じであれば、侵害になりますので合わせて注意が必要となります。

 

1年にわたり交渉を続けて侵害していないと説明しても、落としどころが見つかっていない状態ですから、裁判になる前に何とかする方法はなかったのだろうかって思いました。

 

任天堂ってたくさんのコンテンツもありますし、人脈も多いので、やり方によってはいい感じで終えることもできたのではないかとも思いました。

 

詳細情報が出てきたらまた解説しようと思いますが、論文試験対策としては検討してみると知識の確認になってよいと思います。

 

どうなるのかわかりませんが、私はコロプラ任天堂も大好きなので、お互いにとってよい形で終わることを切に願います。