おはようございます。
弁理士試験の論文試験ですが、毎年だいたい似たような雰囲気の問題が出ます。
もちろん同じ問題じゃなくて、似たような雰囲気です。
これは弁理士試験はだいたい似たような問題が出るという人の思考です。
私も最初は何バカみたいなことを言ってるのかと思いましたが、合格し誰かに教える人になっている今たしかに似たような問題が出てるなと思います。
勘違いされたくないからいっておくと、似たような問題が出てるからといって簡単だといっていないということ。
じゃあどう似たような問題がでるのかですが、過去問をみるとだいたい、
特許・実案
問題1は前置審査くらいまでで、だいたい簡単な趣旨と拒絶理由を聞いて、対策を問う問題。
たまにイヤよシリーズがでる。感じ。
条約重要とか言ってるから、何年かに一回イヤよシリーズが出てるが、だいたい似てる。
何ができるか?って感じ。
イヤよは、趣旨というよりは、主体と時間がポイントですからね。
趣旨については制度の趣旨あたりは言えた方が良いかもね。
趣旨はかなり出まくりました。
実案から特への変更や基づく系は、しっかりやっておいた方が良いかな。
変更系も何年かに一回出てますから。
王道だけど、時系列三点セット→対策で補正、分割、変更、優先権というながれ、それでもダメなら審判に行くフェーズ。
だからこれらの趣旨はしっかりやっておいた方が良い。
問題2は、侵害か審判が出されている。
裁判所処理も出てるが、条文列挙と当たり障りのない対策でいけるはず。
そんなん出されても皆さんもできないだろうし。
だいたいが、侵害されて困った。または、侵害になるかもどうします?という内容。
侵害立証→対策
だいたい少し違うから、訂正したり、均等論だったりします。
逆のパターンは、無効審判、訴訟対策です。
利用・抵触は意匠で出まくりますが、特・実も注意。
最近出てない、実用新案の権利主張まわりはかなり注意かな。
必要なことがありますよね。
数年に一度、並行輸入や再生産が出ますよね。
リガンド分子とかも。
意匠
趣旨はあらかた出し尽くした感がある。
出てないのは画面のやつくらいかな。
だから過去問をしっかりやってレジュメで補充で十分対応可能。
それ以外について基本は、出願フェーズと侵害フェーズで問題がでる。
出願フェーズは各意匠の先後関係による拒絶理由と対策を述べるパターンと、侵害された、侵害になるかも、どうしようパターン。
関連や秘密の話を聞いてくるのが多いから、その辺をしっかりまとめておくとよいかな。
意匠独特の制度がありますよね。
なんとかの新出願とかね。
侵害は、通実の話です。29.29-2の兼ね合いが大好き。
利用、抵触の話以外は特許とほぼ同じかな。
商標
趣旨がでてる。
かなり範囲が広いが、メジャーな趣旨はできるようにしておく。
3,4は何が出されてもかけないといけない。
私的にはそろそろ4①8がでてもよいようなきがする。
基本は拒絶理由→対策、侵害→対策のどちらか。
後者が多い。
前者はかなり出題が難しいからかな。
後者はだいたい、4①の11や10,15,19あたりは危ない。18も出しやすい。
取消審判、異議申し立て、無効審判あたりは制度も含めてやっておく。
マドプロ系がでたら条文に忠実に。
こんな感じです。
みなさまの役に立てたら幸いです。
弁理士試験関係の記事はこちらにまとめています。